40代で発症したクローン病患者が、完治を目指して、薬なしの闘病で経験したことを綴ります


by Cheesman
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白血球と常在菌

「病気を治す”薬”のやめ方」
これは「安心」(マキノ出版)の2007年7月号の付録です。つまり出たばかりの冊子です。

先日ご紹介した難病に関する西原先生の説は、日本の多くの医師に受け入れられているとは思えません。どちらかというと素人受けしているような気がします。でもそれは先生の説が間違っているということではなく、専門家たちがこれまで受けてきた医学教育のパラダイムから容易に抜け出すことができないからだと私は見ています。

面白いのは、注意深く読むと、西原克成先生の「究極の免疫力」でさりげなく書かれていることが、安保徹先生の自律神経免疫療法関連の一連の書物の中で大きく取り上げられているところです。一流の医師たちは、アプローチさえ異なれ、病に関して根本のところで共通の理解をしておられるのだなということを感じます。

さて、この冊子の11ページに安保先生がこんなことを書いておられます。
「交感神経が緊張すると、過剰にふえた顆粒球が体に無害な常在菌に反応し、正常な細胞を攻撃します。」
これもさらりとした文ですが、常在菌に反応して正常な細胞が攻撃されるということは、正常な細胞に巣くう常在菌がいることを示しています。このことは腸を冷やすことで、腸内細菌が体内に取り込まれ、それが体のあちこちで寄生して難病の原因となるのだという、西原先生の理論と合致しています。クローン病もその手の病気だということで、腸の細胞に寄生した腸内細菌(またはのどから侵入した好気性常在菌も?)に反応した顆粒球(という白血球)が、腸の組織を攻撃して破壊するために、次々と潰瘍が起こるというわけです。

(私のような医学に関する素人は知らなくて当然ですが、医学生たちは常在菌が体細胞に寄生するのが日常茶飯事だということを常識として知っているのでしょうか?もしそうならなおさら西原先生の著書を真剣に読んで欲しいものです。)

このように病気を理解すれば、治療の柱が2本見えてきます。(ほんとはまだありますが、ここでは単純化します。)
それは、常在菌の侵入を食い止めることと顆粒球の攻撃を和らげること、この2つです。
前者はお腹を冷やす「冷たいもの好き」の習慣を改め、鼻呼吸を徹底することで、後者は自律神経免疫療法等によって顆粒球の数を減らしてしまうことで達成されます。

この治療法についてはまた改めて書きますが、実際に私の治療についてもこれらが大きな柱になっています。ペンタサをやめて1年3ヶ月。死ぬまで飲み続けろと言われたこの薬と縁を切っても病気が重篤化しないという事実が、この理論を支持しているように思われます。
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by cheesman | 2007-06-07 06:26 | 書籍紹介