40代で発症したクローン病患者が、完治を目指して、薬なしの闘病で経験したことを綴ります


by Cheesman
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

発病まで その6 確定診断へ

年末年始は自宅で過ごしました。
入院生活は検査以外は退屈でした。お腹が痛くて眠れないのに消灯が早いので、読書で気をまぎらわすわけにもいかないし・・・。
反動というわけではないですが、大晦日は紅白を見ました。小学生の頃を最後に見ていなかったので、もう何年ぶりになるか・・・?
惰性でさだまさしの低予算番組も見てから寝ました。

翌1日の晩は、どのように過ごしたのか全然記憶にありません。腹痛と下痢のため、外出できたはずもなく、きっと朝から晩までごろごろしていたのだと思います。

1日の深夜というか、2日の早朝ともいうべき時間帯に、突然腰のあたりに激痛がきました。腎臓より少し下のあたりだろうというのは自分でも分かりますから、結石だろうという察しはつきます。初めての体験ですが、それ以外にこの痛みを説明できるものはありません。しばらく床で転げ回ったあげく、妻に頼んで病院に連れて行ってもらいました。

入院中にベーチェット病の検査で私を診てくれた眼科医が当直で、専門外だから何もできないと痛み止めの座薬だけもらって帰宅。担当医が交代する朝まで待ってくれということです。座薬を入れたらしばらくして痛みはおさまりました。

その数時間後、ふたたび激痛がやってきました。もう病院は開いている時間です。もちろん診察はお休みなのですが、急患の相手はしてくれます。今度は医師が代わっていました。やはり尿路結石だとのこと。くれたのは同じ座薬。看護士さんに座薬を入れてもらい、痛みがおさまったところで帰宅。その後も痛みが襲ってきましたが、もうどうすることもできないので、ひたすら水を飲み、栄養失調でフラフラの足で何度も階段の上り下りをしました。結果的にはこれが効いて、いつの間にか痛みは去り、その後再発することもありませんでした。

「今会いに行きます」と「世界の中心で・・・」のビデオを借りてきて見ていたのに、自分の方が可哀想で(?)あんまり泣けませんでした。ストーリーもよく覚えていません。

その3日後が私にとって2006年最初の正規の診察でした。
そこで初めて「クローン病に間違いないと思う」と言われたのでした。

年末年始の空白期間は何だったのかというと、主治医が勉強するための時間であったということでしょう。休みの間に大学病院で先輩たちからいろいろ教えてもらって、多数決で決まったような確定診断だったわけです。

それほど診断が難しかったわけなので、今さら「クローン病です。治りません。治せません。」と言われてもすぐに受け入れられるものではありません。ただで治療してもらえるという言葉に、特定疾患の登録だけはしておこうという気持ちになりました。この時に初めてペンタサエレンタールをもらって帰ったのですが、受け入れられないのだから飲むわけがありません。それに暮れにもらった薬も全部やめてしまったのでした。

端から見れば自暴自棄にも映ったかもしれませんが、そういうことではなく、腹痛や下痢が薬の副作用によるものではないかという疑問を抱いていたので、クローン病の治療を始める前にそのことをはっきりしておきたかったのです。
[PR]
by cheesman | 2007-06-14 06:19 | 発病まで