40代で発症したクローン病患者が、完治を目指して、薬なしの闘病で経験したことを綴ります


by Cheesman
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統合医療へ

2006年7月末です。

前回の入院時に爪もみを紹介した冊子のコピーを知人からいただいており、その中に自律神経免疫療法をやってくれる病院のリストも入っていたのですが、自律神経免疫療法の簡略版ともいうべき爪もみだけでよくなってしまったので、そのことは忘れていました。

しかし薬をやめて、爪もみを再開してまじめにやってもどんどん体調が悪くなっていき、もはや自分だけでできることがなくなって追いつめられたときに、その病院リストの中に近所の病院が入っていたことを思い出したのでした。

歩くのもままならない状態でしたが、何とかアパートの階段を時間をかけて降りて、妻の運転する車でその病院に向かいました。近所と言っても車で5分以上かかりますし、当時の私の足では1時間以上かかったことでしょう。

そこで初めて本当の自律神経免疫療法を体験させていただきました。注射針の先で手足の指の爪の付け根を2ヶ所ずつ刺していきます。当然痛いですが、あまり血は出ません。血行が悪いからだそうです。自分で爪をもむよりも格段に痛いので、これなら治るんじゃないかという期待を持つことができました。

この先生が今の裏主治医です。訳あって名前は明かせませんが、名医です。自律神経免疫療法以外にもいろんな治療法を使いますし、漢方にも詳しいようです。必要に応じて西洋医学の薬も処方してくださいます。ですからこの先生の治療法は代替医療というよりは統合医療と呼んだ方がぴったりくるように思えます。

最初の診察で言われたことは、病気の原因から絶つために口呼吸をなおしましょうということでした。西原先生の本で鼻呼吸の大切さは理解していましたし、自分では口呼吸の癖はないと思っていたので驚きでした。テニスをハードにやっていましたから、そういう時には口で呼吸しますが、その癖が寝ているときに出るのですね。自覚していませんでしたが、私に口呼吸の癖があることを見抜かれました。

もちろん反対する理屈はありません。てっきり西原先生が開発されたノーズリフトだとかマウスピースだとか、そんなものを薦められるのかなと一瞬期待しましたが、先生のお薦めはもっとシンプルでした。マキノ出版の「安心」2006年8月号が出たばかりでしたので、それを手渡され、「あいうべ」のページを見せられました。山口市にある山口病院の今井先生の記事です。ここに書いてあるように「あいうべ」の運動を1日に30回やってみて下さいとのことでした。

西原先生の理論は正しいのだが、ガムをかんだりという運動だけでは口呼吸が治らない人がいる。その理由は舌筋や口輪筋が弱っているせいだ。これらの筋肉をきたえれば自然と鼻呼吸ができるようになる。それにこの運動をやるのに費用はかからないのだから、マウスピースを買う前にだまされたと思って「あいうべ」をしばらく続けてみましょう、ということでした。

夜中に口呼吸になるのを防ぐために紙製の粘着テープを病院の売店で購入し、薬を何種類か処方してもらい、帰宅しました。もちろんそれらの薬の中にはペンタサのような消炎鎮痛剤は含まれていません。

激しい痛みとの戦いが急に楽になったわけではありません。しかし非常に明るく前向きな医師と出会えたことで希望の光が見えたような気がしました。それにどうしようもないと思っていたのに、自分が口呼吸をしていたということを教えられたことで、「これを直せば完治するんじゃないか」という期待感が得られたのは救いでした。
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by cheesman | 2007-07-13 06:49 | 再燃を克服する