40代で発症したクローン病患者が、完治を目指して、薬なしの闘病で経験したことを綴ります


by Cheesman
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2007年 12月 08日 ( 1 )

クローン病は完治する2

パーキンソンホットラインの森田さんとメールの交換をして、いろいろ教えていただきました。

完治したのならそのことをもっと広く世間に知らせてもよいのではと、まだ治っていない患者の立場から思ったものですが、完治までの過程が非常に説明しにくいものであることを、丁寧なメールの内容で理解しました。

簡単に言ってしまえば「生活全般の変革を含む心の変化」によってクローン病を克服されたということになろうかと思います。

生活における変革というか、要するに体に悪いことをしない、というのはもちろん大切なのだけれど、心の持ちようが変わらない限りは治らない。逆に心の持ちようが変われば、自然と体をいたわる生活スタイルに変わっていくはずで、生活が変わらないことは心が変わっていないことの証拠になる。しかし逆は必ずしも正しいとは限らなくて、心が変わっていないのに、形だけ生活を改めることは可能です。でもその場合にはおそらく治らない。大事なのはまず心が変わることだと、こういうわけです。

ちょっと難しいですよね。確かに読む人によっては大変な誤解をされかねないことなので、インターネットなどの一方通行のメディアを使っての宣伝は難しいだろうと思いました。

具体的には心がどう変わればいいのかというのが表現しづらいところだと思うのです。森田さんは苦しんでいる自分というものを第三者の目で客観的に見ることができるようになった時に治り始めたとおっしゃいます。これは悟りというか、何かとてつもない境地のような気がします。私はまだここまでの境地に到達できていないので、自分でもうまく説明することができません。

でも分からないではない部分もあって、私が昨年の10月に急速に回復して行ったときに、裏主治医の先生は「考え方を変えましたか?」と尋ねられました。先生は私がよくなることを予感しておられたようですが、あまりにも常識に反するスピードで回復していったために「考え方の変化」が背景にあったのではないかと感じられたようなのです。それほどに心の持ちようというのは病気を克服する上で大事なことなのでしょう。それに当時の私が「これからよくなるのだ」という前向きな気持ちを持ち続けていたというのも事実なのです。

これを科学的に解釈するのは難しいですが、たとえば交感神経が緊張しすぎて白血球のバランスが崩れているのが問題であるのなら、痛みの中にあっても気持ちをゆったり持つことができたら、それは副交感神経優位へ体質が変化していくはずで、知らず知らずのうちに顆粒球を減らして潰瘍が治癒に導かれていくというのは、いかにもありそうなことのように思えます。

こういう現象を現代科学だけで論じようとすること自体に無理があるのは承知ですが、ある程度はこういった解釈もありなんじゃないかと考える次第です。

いずれにせよ、「苦しんでいるかわいそうな自分」というものにあまりに執着しすぎず、ネガティブな感情を捨てて、もう少しゆとりが持てるようになったら、そのときはすでに心が変わり始めているのかもしれません。そして体との対話を通して、低級な欲望ではなく、命そのものが何を求めているのかを感じ取れるようになったとき、無理せずに節制した生活を送れるのではないかと思います。「つらいって何て楽しいんだろう」というフレーズを誰かの歌で聞いたことがありますが、今の苦しみは将来の自分のため、人間としての成長のため、とか何とか言い聞かせて、苦しみのレベルをコントロールできるようになればと思います。

私がここで主張したいことは「クローン病は完治する」病気であるということ。治らないと思ったら考え方がネガティブになってしまいます。「現代医学では治らない」と主治医が言ったとしても、それは、そのお医者様には治せないというだけであって、「絶対に治らない」わけではないのだと考えましょう。この第一歩こそが心の変化につながるはずです。
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by cheesman | 2007-12-08 07:00 | 治療