40代で発症したクローン病患者が、完治を目指して、薬なしの闘病で経験したことを綴ります


by Cheesman
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カテゴリ:書籍紹介( 6 )

あいうべ

博多の「みらいクリニック」の今井先生の近著です。
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免疫を高めて病気を治す口の体操「あいうべ」―リウマチ、アトピー、潰瘍性大腸炎にも効いた!
(マキノ出版)  今井 一彰 (著)   価格: ¥ 1,365 (税込)

「あいうべ」体操のことは以前書きました。これを読むとクローン病だけでなく、いろいろな病気に効果を上げていることが分かります。

この本もとても読みやすいので、お勧めです。「あいうべ」自体はタダでできるものですが、ある程度理解しておかないと、その気にならないという問題点があります。この本を読むと「その気」にさせられるようです。クローン病をほぼ克服した私が勧めてもやらなかった妻が、この本を読んでから本気で「あいうべ」をやり始め、毎年悩まされる花粉症に対して良い結果を得ています。
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by cheesman | 2008-03-28 18:15 | 書籍紹介

自律神経免疫療法の誕生

「病気が治る人の免疫の法則」 福田稔著 WAVE出版

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今年の9月に出版されたこの本は、福田-安保理論の福田先生の自伝的な読み物です。自律神経免疫療法がいかにして生まれたのかを知ることができますし、その背後で日本の医学界にどんな動きがあったのかを垣間見ることもできて、ますます病気を治せない日本の医療の限界と矛盾を思い知らされます。

私が今、裏主治医の先生から受けている「つむじ治療」は、もしも福田先生が自殺しておられたら、世に出なかった治療法ですし、せっかく芽生えた自律神経免疫療法そのものも、本家が亡くなってしまったら、数多くの「エビデンス」を蓄積する前に葬り去られる恐れもあったわけで、福田先生の信念・熱意と病からの生還に、その恩恵を受けている者として、ただただ感謝するばかりです。


その福田先生が前書きの中でこんなことを書いておられます。

「それでも、落ちるところまで落ち、すべての欲も望みすらも捨てたときに、フッと楽になり、初めていまあることに感謝する気持ちが芽生えた。そこから、少しずつ回復の糸口をつかんでいった。底なし沼の底からでもはねかえるボールのように、免疫は私を健康にしてくれたのである。」

この境地はパーキンソン・ホットラインの森田さんと同じもののような気がします。何か難しそうですが、体験した人にしか分からないものでしょうか?


そういう難しい話は抜きにして、具体的な「毒出し」法も紹介されています。
食事に関しては、1.玄米を食べる、2.旬のものを食べる、3.小食に徹するの3点。
生活習慣に関しては1.汗をかくまで入浴、2.シルク製品を身につける、3.湯たんぽ、4.散歩、5.掃除だそうです。

もちろん「爪もみ」や「つむじ押し」のやり方も紹介されています。

とにかく読みやすいので、小難しい本は苦手という人にもお薦めです。
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by cheesman | 2007-12-24 12:05 | 書籍紹介

白血球と常在菌

「病気を治す”薬”のやめ方」
これは「安心」(マキノ出版)の2007年7月号の付録です。つまり出たばかりの冊子です。

先日ご紹介した難病に関する西原先生の説は、日本の多くの医師に受け入れられているとは思えません。どちらかというと素人受けしているような気がします。でもそれは先生の説が間違っているということではなく、専門家たちがこれまで受けてきた医学教育のパラダイムから容易に抜け出すことができないからだと私は見ています。

面白いのは、注意深く読むと、西原克成先生の「究極の免疫力」でさりげなく書かれていることが、安保徹先生の自律神経免疫療法関連の一連の書物の中で大きく取り上げられているところです。一流の医師たちは、アプローチさえ異なれ、病に関して根本のところで共通の理解をしておられるのだなということを感じます。

さて、この冊子の11ページに安保先生がこんなことを書いておられます。
「交感神経が緊張すると、過剰にふえた顆粒球が体に無害な常在菌に反応し、正常な細胞を攻撃します。」
これもさらりとした文ですが、常在菌に反応して正常な細胞が攻撃されるということは、正常な細胞に巣くう常在菌がいることを示しています。このことは腸を冷やすことで、腸内細菌が体内に取り込まれ、それが体のあちこちで寄生して難病の原因となるのだという、西原先生の理論と合致しています。クローン病もその手の病気だということで、腸の細胞に寄生した腸内細菌(またはのどから侵入した好気性常在菌も?)に反応した顆粒球(という白血球)が、腸の組織を攻撃して破壊するために、次々と潰瘍が起こるというわけです。

(私のような医学に関する素人は知らなくて当然ですが、医学生たちは常在菌が体細胞に寄生するのが日常茶飯事だということを常識として知っているのでしょうか?もしそうならなおさら西原先生の著書を真剣に読んで欲しいものです。)

このように病気を理解すれば、治療の柱が2本見えてきます。(ほんとはまだありますが、ここでは単純化します。)
それは、常在菌の侵入を食い止めることと顆粒球の攻撃を和らげること、この2つです。
前者はお腹を冷やす「冷たいもの好き」の習慣を改め、鼻呼吸を徹底することで、後者は自律神経免疫療法等によって顆粒球の数を減らしてしまうことで達成されます。

この治療法についてはまた改めて書きますが、実際に私の治療についてもこれらが大きな柱になっています。ペンタサをやめて1年3ヶ月。死ぬまで飲み続けろと言われたこの薬と縁を切っても病気が重篤化しないという事実が、この理論を支持しているように思われます。
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by cheesman | 2007-06-07 06:26 | 書籍紹介

口呼吸

昨日の続きです。

「究極の免疫力」で繰り返し説かれているのが「口呼吸」の弊害です。

口で呼吸するとのどの扁桃リンパ輪(扁桃腺のこと?)が雑菌にやられて、そこから侵入した雑菌が白血球に取り込まれ、白血球は体のあちこちに雑菌を運び、体細胞が雑菌に寄生される。そうして難病と呼ばれるいろいろな病気が発症する。どうもそういうことみたいです。

冷たいもので腸を冷やすと、そこから腸内細菌による細胞感染が起こる。口呼吸でのどが乾燥すると、そこから常在菌による細胞感染が起こる。よく似た現象が体の2ヶ所で起こり、それが難病の原因だというわけです。

冷たいもの中毒についてはすぐに理解できたのですが、口呼吸についてはそれほど習慣になっていると思わなかったので、「ふーん、そんな人もいるんだ」みたいな理解で、自分のこととして捉えることができませんでした。

しかしスポーツが好きでしたし、発病前も最初の再燃前も結構激しい運動をやっていましたから、プレーの最中に口呼吸になっていたのは間違いありません。それで病気になるならスポーツマンはみんな病気になるはずですが、体質的に弱い人が被害者となるのでしょう。おそらく問題なのはスポーツで身についた口呼吸の習慣が夜寝ているときに本人の知らないうちに出てくることなのでしょう。疲れたときなどはとくにイビキをかいていたと妻は言います。

昨年の最初の再燃(今が2回目)の時に、どうしようもなくなって統合医療のお世話になりました。この時の医師(総合病院の主治医を表主治医、このお医者さまを裏主治医と呼ぶことにします)から最初に言われたことが「口呼吸をやめましょう」ということでした。

鼻呼吸が徹底している人は舌が上あごにぺったりと着くのだそうです。私の舌は宙に浮いた感じで上あごとの間に隙間ができていて、舌先は下あごの歯の内側に接していました。舌筋がなまっているとそういうポジションになり、知らない間に口呼吸になっているのだそうです。

裏主治医からは冷たいものに関する注意はありませんでしたが、すでに冷たいものとは縁を切っており、鼻呼吸の指導を受けることで、西原先生の言われる2つの原因に対処できたことになります。これが最初の再燃の克服の第一歩でした。

鼻呼吸がしっかりできるようになって気づいたことは、風邪をひかなくなったことです。よくのどをやられていましたが、この前の冬はついに一度も風邪をひきませんでした。風邪が再燃のきっかけになるとか、寒い季節は再燃が起きやすいとか、表主治医から言われていましたので、結構心配していたのに、ついに風邪をひくことなく乗り切ることができたのでした。

現在2回目の再燃の最中ではあるのですが、前回と様子が違うというのは、この鼻呼吸の徹底によるところが大きいのではないかと解釈しています。とめどないばい菌の侵入を食い止めるだけでも病気はよくなるはずで、実際にその効果が現れていると思うのです。もちろん難病と言われるほどの病気ですからそれだけで治るほど単純なものではないでしょう。食事やストレスの問題もありますし。食事についてはまた別の機会に回しますが、とにかく「冷たいもの中毒」「口呼吸」を克服することで、病気のコントロールが容易になったという手ごたえです。5月のCRPは4を超えましたが、現在は腹痛がおさまってきているので、6月の検査ではもっと低い数値になるだろうと期待しています。
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by cheesman | 2007-06-03 08:26 | 書籍紹介

冷たいもの中毒

「究極の免疫力」 西原克成 著  講談社インターナショナル

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こんな素晴らしい本を妻がどうやって見つけてきたのかよく分からないのですが、直感だとしたら大したものです。一見理屈っぽくとっつきにくい本ですが、我慢して読んでいくと、まさにクローン病治療のヒントが隠されています。

127ページには「クローン病の原因は、口呼吸と冷たいもの中毒です」とはっきり書いてあります。あっさりしたものですが、これを信じ受け入れるためには、そこまでをじっくりと読み進まねばなりません。それはそうですよね。原因不明の難病とされる病気の原因をはっきりと「これだ」と言い切っている医者がいるなんて、すぐに受け入れられるものではありません。しかし日本の医療、対症療法が中心で、病気を本質的に治すことを追求しない日本の医療がどこで間違えたのか、歴史の勉強から始めると、そのページにたどり着くころには割りと素直に受け入れる準備ができているのです。

今日は冷たいもの中毒について書きます。私はお通じをよくするために、朝起きるとコップ2杯ぐらいの水を飲む習慣がありました。すきっ腹に水を流し込むと、しばらくすると便意をもよおすので、その習慣を始めた20代後半からは便秘知らずです。しかし考えてみれば水でお腹を冷やすわけですから、緩い下剤を飲んでいるようなものです。

スポーツが好きで、プレーの合間には冷たいスポーツドリンクを飲みましたし、終わってからは炭酸飲料を飲むこともありました。砂糖入りの炭酸飲料はお腹が痛くなる体質なので、アスパルテームを甘味料に使った「ダイエット○○」といったタイプの飲み物です。夏の暑い時には水の代わりにそのダイエット炭酸飲料を飲むことも多く、こうして特に初夏から秋口にかけては冷たいものをよく飲みました。

西原先生のこの本を読むと、冷たいものを飲んでお腹を冷やすことで、腸のパイエル板という免疫組織から腸内細菌が入り込み、それを取り込んだ白血球が全身をかけめぐり、あちこちでその細菌をばらまくのだと書いてあります。そうして体質的に弱い部分がやられて発症するのが様々な難病だというのです。

私の場合は見事に当てはまっていると感じたので、素直に受け入れることができました。それ以来(医師からは何の指図もありませんが)、冷たいものを飲まないようになりました。便通に関しては、クローン病の典型的な症状が下痢ですから、悪い時には便秘の心配などする必要がありません。しかし調子がよく下痢がないときはどうか?怪我の功名というか、熱いお茶が効くことを発見しました。今では冷水の代わりに、朝起きると熱いハトムギ茶をコーヒーカップに1~2杯飲むのですが、これできちんと便意をもよおします。クローン病でない人はこんなブログ読まないでしょうけれど、健康な人で毎朝冷水を飲んでいる人がいたら、お湯にかえるようお薦めしたいものです。ハトムギ茶にしているのは炎症を抑える効果を期待しているだけなので、健康な人なら熱めの白湯でいいはずです。

爪もみで副交感神経を刺激し、冷たいものをやめてばい菌の侵入を防ぐ。これだけで治るなら簡単なものですね。でもそうは行きませんでした。ここまでは退院するまでの話。これだけでは最初の再燃を防ぐことはできませんでした。口呼吸の問題については次回書きます。
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by cheesman | 2007-06-02 06:00 | 書籍紹介

爪もみ

クローン病治療のために入院した際、暇ですからよく本を読みました。病気のことが気になって仕方ないので、やはり病気関連の本が多くなります。自分は動けないので妻が図書館から、これはと思ったものを片っ端から借りてきます。いろいろ読んだ中で個人的に大きな影響を受けた本をご紹介します。

今回はこれです。
「薬をやめると病気は治る」 安保徹 著  マキノ出版
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働き過ぎ、心の悩み、薬の長期使用の3大ストレスが自律神経のバランスを乱し、病気の引き金になるといいます。私の場合は働き過ぎと、仕事がらみの心の悩みが大きなストレスになって、病気の原因となったと考えていましたから、これらに対処しない限り治癒はありえないと思いました。そして実際にストレスをなくす努力をしました。しかしそれ以外に、薬そのものが病気の治癒を妨げているというのはショックでした。

薬をやめると治る病気の中にクローン病もリストアップされていて、ペンタサという主治医から処方された薬が悪いと書いてあります。ペンタサをまじめに飲み始めてから実際に病状が悪化し、ステロイドを勧められるに至ったという経緯もあって、私にとってはこの本に書いてあることを信じるのはそう難しいことではありませんでした。

この本の中では自律神経免疫療法が紹介されています。自分でできる簡単な方法として「爪もみ」の説明もあります。注意したいのは自律神経免疫療法と薬をやめることがセットでなりたっているということで、ペンタサをやめない限り爪もみの効果は期待できないといいます。

ですから私はクローン病の症状に加え、合併症の結節性紅斑と痔がひどく、歩けなくなるまで悪化した段階で、薬を一切やめて爪もみを始めました。そしてその時から快方に向かい無事退院までこぎつけたのです。入院してから最悪の状態に至るまでが2週間、薬をやめてから退院するまでが3週間。トータルで5週間の入院でした。

ネット検索していて、クローン病の患者さんたちが爪もみについて情報交換しているのを見つけたことがあります。興味を持って読みましたが、そのときは誰も「薬をやめて」爪もみをしている人がいなかったため、「爪もみってほんとに効くのだろうか?」という感じで結論が出ないまま終わっているのでした。その意味では私は1つの人体実験をしたことになります。薬をやめた場合、絶対効くとはいいませんが、私のように効く場合もあることは体験上はっきりしました。

薬をやめるべきベストのタイミングは個人差があるでしょうから、主治医と相談した上で1つのオプションとして試してみたらよいと思います。
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by cheesman | 2007-05-30 06:18 | 書籍紹介