40代で発症したクローン病患者が、完治を目指して、薬なしの闘病で経験したことを綴ります


by Cheesman
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冷たいもの中毒

「究極の免疫力」 西原克成 著  講談社インターナショナル

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こんな素晴らしい本を妻がどうやって見つけてきたのかよく分からないのですが、直感だとしたら大したものです。一見理屈っぽくとっつきにくい本ですが、我慢して読んでいくと、まさにクローン病治療のヒントが隠されています。

127ページには「クローン病の原因は、口呼吸と冷たいもの中毒です」とはっきり書いてあります。あっさりしたものですが、これを信じ受け入れるためには、そこまでをじっくりと読み進まねばなりません。それはそうですよね。原因不明の難病とされる病気の原因をはっきりと「これだ」と言い切っている医者がいるなんて、すぐに受け入れられるものではありません。しかし日本の医療、対症療法が中心で、病気を本質的に治すことを追求しない日本の医療がどこで間違えたのか、歴史の勉強から始めると、そのページにたどり着くころには割りと素直に受け入れる準備ができているのです。

今日は冷たいもの中毒について書きます。私はお通じをよくするために、朝起きるとコップ2杯ぐらいの水を飲む習慣がありました。すきっ腹に水を流し込むと、しばらくすると便意をもよおすので、その習慣を始めた20代後半からは便秘知らずです。しかし考えてみれば水でお腹を冷やすわけですから、緩い下剤を飲んでいるようなものです。

スポーツが好きで、プレーの合間には冷たいスポーツドリンクを飲みましたし、終わってからは炭酸飲料を飲むこともありました。砂糖入りの炭酸飲料はお腹が痛くなる体質なので、アスパルテームを甘味料に使った「ダイエット○○」といったタイプの飲み物です。夏の暑い時には水の代わりにそのダイエット炭酸飲料を飲むことも多く、こうして特に初夏から秋口にかけては冷たいものをよく飲みました。

西原先生のこの本を読むと、冷たいものを飲んでお腹を冷やすことで、腸のパイエル板という免疫組織から腸内細菌が入り込み、それを取り込んだ白血球が全身をかけめぐり、あちこちでその細菌をばらまくのだと書いてあります。そうして体質的に弱い部分がやられて発症するのが様々な難病だというのです。

私の場合は見事に当てはまっていると感じたので、素直に受け入れることができました。それ以来(医師からは何の指図もありませんが)、冷たいものを飲まないようになりました。便通に関しては、クローン病の典型的な症状が下痢ですから、悪い時には便秘の心配などする必要がありません。しかし調子がよく下痢がないときはどうか?怪我の功名というか、熱いお茶が効くことを発見しました。今では冷水の代わりに、朝起きると熱いハトムギ茶をコーヒーカップに1~2杯飲むのですが、これできちんと便意をもよおします。クローン病でない人はこんなブログ読まないでしょうけれど、健康な人で毎朝冷水を飲んでいる人がいたら、お湯にかえるようお薦めしたいものです。ハトムギ茶にしているのは炎症を抑える効果を期待しているだけなので、健康な人なら熱めの白湯でいいはずです。

爪もみで副交感神経を刺激し、冷たいものをやめてばい菌の侵入を防ぐ。これだけで治るなら簡単なものですね。でもそうは行きませんでした。ここまでは退院するまでの話。これだけでは最初の再燃を防ぐことはできませんでした。口呼吸の問題については次回書きます。
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# by cheesman | 2007-06-02 06:00 | 書籍紹介

爪もみグッズ

e0122528_717298.jpgクローン病と宣告されてからの最初の入院では爪もみのおかげで退院までこぎつけたと思っている私ですが、爪の付け根を刺激しながらも不安がなかったわけではありません。それは自分のやり方が正しいのかどうかということです。力加減は人それぞれに異なるでしょうし、10秒間に何度刺激したらいいのか、あるいは押しっぱなしでいいのか、そのあたりの細かい点が手元の資料では分かりにくかったのです。

それに最初の再燃を経験したときは、爪もみを真面目にやっても効果がなかったのです。もちろん再燃の原因についていろいろ思い当たるフシがあったので、爪もみをやりさえすれば防げるというものでもなかったでしょうが、自分のやり方に自信が持てないというのは困ったものです。

e0122528_7242890.jpgある時病院の売店で見つけて購入したのがこれです。「ハリボーイⅡ」という電子針です。シャープペンにたとえるなら上のノックする部分がスイッチで、下の芯が出る部分が針に相当する電極です。電池は不要で、ノックするたびに電気が発生し、電極と接触している皮膚を刺激するというしくみです。

押せばビリッとくるので、誰がやっても刺激の強さは同じです。これなら安心。問題は回数ですが、よく分からないので、最初は爪の付け根の両側をそれぞれ10回ずつ(人差し指だけ20回)やっていました。しばらくしてから医師に相談してみたところ、やり過ぎだと言われました。両側をやる必要はなく、爪の付け根の中央部を5回やれば十分だとのこと。それ以来人差し指は10回、それ以外の指は5回やるようにしています。

以前は薬指は交感神経を刺激してしまうので、この指だけはもまないというルールがありました。しかし最近は専門家の間でも、薬指もやった方が効果が高いという認識になっているようです。

私はずぼらなので両手だけで済ませてしまうことも多いのですが、両足もやった方がよいようです。体が硬いので面倒なのです。がんばってやり続ければストレッチにもなっていいのでしょうが・・・。ちょっと真剣さが足りないのではないかと反省している今日この頃です。

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この製品、唯一の難点はちょっと硬いことでしょうか。健康な人にはどうってことない程度ですが、ノックする時に力がいります。昨年栄養失調でメロメロのときは指に力が入らず難儀しました。妻が手伝ってくれましたが、一人暮らしでは厳しいかもしれません。しかし普通そこまで弱れば入院するでしょうから(私には入院できない事情がありましたので)、看護士さんにやってもらえばいいことですね。

現在再燃中だと書きましたが、原因の一つにこの爪もみをさぼっていたことがあろうかと思います。ほとんど治って、完治に近づいたと思い込んでいましたので。今は一から出直しのつもりで真面目に爪もみをやっています。足も時々。
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# by cheesman | 2007-06-01 06:15 | 治療

スペシャルエレンタール

ただ今再燃中で、CRPは4を超えています。3月までは1を切っていましたが、若干上昇の傾向があったのでいやな感じでした。主治医は「風邪をひけば私だってこのぐらいになるし、気にするな」とおっしゃいます。でもいやな予感は当たって、その後腹痛が続くと思ったら5月の検査ではしっかり再燃していることが確認できたわけ。

私は普段はエレンタールの世話になっていませんが、昨年の再燃の際にたくさんもらって使い切れなかったエレンタールがあって、これを何とか消費しなければ税金泥棒と非難されても仕方ないという罪悪感から、こうしてちょっと調子が悪いときには飲むようにしています。昼食代わりに1包だけ、つまり300キロカロリー分だけ飲んでいます。これだけだとお腹が空くんですが、平日は忙しいので空腹は忘れてしまいます。

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私はエレンタールには混ぜものを入れます。今回はあおりんごフレーバーに加えて、アップルペクチンを2本入れました。腸管の細胞は腸内でできる短鎖脂肪酸のうち酪酸をエネルギー源として直接利用しているということを入院中の読書で学びました。酪酸を生みだす腸内細菌(酪酸菌)がエサにしているのがペクチンだというので、ペクチンが食物繊維だというのは百も承知で、入院中からペクチン混入のエレンタールを飲んでいます。これが正しいかどうかは知りません。しかし腸管をひたすら休ませるだけでは、腸管自体も退化してしまうのではないかと恐れたのです。入院中にこれがどれだけ効いたかは分かりませんし、今もどれだけ効いているのかてんで分かりません。自己満足の世界かもしれませんが、ペクチンが水溶性食物繊維であることを考えれば、そしてスティック1本にりんご約6個分のペクチンが含まれているというのであれば、それなりの効果はあると信じたいものです。まさに「溺れる者は何とやら」ですね。

e0122528_16305295.jpgペクチン自体は白色と思いますが、私が購入したアップルペクチンは茶色です。だからエレンタールが汚い色になっていかにもマズそう。しかし実際にはフレーバーの味に酸味が加わって、私としては合格点をあげたい気分。元々がおいしくない栄養剤ですからね。

さて、この製品ですが、(有)アップルペクチン研究所のアップルエイトといいます。2g×30包入で定価が4800円。高いですよね。現在の私はふつうの食事から食物繊維をしこたま摂っているので、わざわざペクチンを摂る必要は感じていません。昨年購入した残りが賞味期限を過ぎてしまったので在庫処分のつもりで飲んでいます。

現在はエレンタールを1日に1包しか飲んでいませんし、ペクチンの在庫処分の気持ちもあるので、エレンタール1包につき、フレーバー1本、アップルペクチン2本を入れて飲んでいます。入院中は数包飲むエレンタールのうち1包分にだけアップルペクチンを1本混ぜて飲んでいました。入院中は他にも混ぜものをしていましたが、そのあたりはまた別な機会にご紹介します。

こんなことに挑戦できるのも幸いにして狭窄がないからかもしれません。狭窄がある方の苦しみは患者会でも聞かせていただきました。食物繊維にも不溶性と水溶性の2種類ありますし、水溶性のものでも狭窄の方には御法度なのかどうかは知りません。いずれにせよこういった工夫はくれぐれもご注意ください。もちろんいいと思うから紹介したんですけど。(私は医師に相談せず自己責任でやりましたが、狭窄がないことは確認済みでした。)
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# by cheesman | 2007-05-31 06:47 | 食事

爪もみ

クローン病治療のために入院した際、暇ですからよく本を読みました。病気のことが気になって仕方ないので、やはり病気関連の本が多くなります。自分は動けないので妻が図書館から、これはと思ったものを片っ端から借りてきます。いろいろ読んだ中で個人的に大きな影響を受けた本をご紹介します。

今回はこれです。
「薬をやめると病気は治る」 安保徹 著  マキノ出版
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働き過ぎ、心の悩み、薬の長期使用の3大ストレスが自律神経のバランスを乱し、病気の引き金になるといいます。私の場合は働き過ぎと、仕事がらみの心の悩みが大きなストレスになって、病気の原因となったと考えていましたから、これらに対処しない限り治癒はありえないと思いました。そして実際にストレスをなくす努力をしました。しかしそれ以外に、薬そのものが病気の治癒を妨げているというのはショックでした。

薬をやめると治る病気の中にクローン病もリストアップされていて、ペンタサという主治医から処方された薬が悪いと書いてあります。ペンタサをまじめに飲み始めてから実際に病状が悪化し、ステロイドを勧められるに至ったという経緯もあって、私にとってはこの本に書いてあることを信じるのはそう難しいことではありませんでした。

この本の中では自律神経免疫療法が紹介されています。自分でできる簡単な方法として「爪もみ」の説明もあります。注意したいのは自律神経免疫療法と薬をやめることがセットでなりたっているということで、ペンタサをやめない限り爪もみの効果は期待できないといいます。

ですから私はクローン病の症状に加え、合併症の結節性紅斑と痔がひどく、歩けなくなるまで悪化した段階で、薬を一切やめて爪もみを始めました。そしてその時から快方に向かい無事退院までこぎつけたのです。入院してから最悪の状態に至るまでが2週間、薬をやめてから退院するまでが3週間。トータルで5週間の入院でした。

ネット検索していて、クローン病の患者さんたちが爪もみについて情報交換しているのを見つけたことがあります。興味を持って読みましたが、そのときは誰も「薬をやめて」爪もみをしている人がいなかったため、「爪もみってほんとに効くのだろうか?」という感じで結論が出ないまま終わっているのでした。その意味では私は1つの人体実験をしたことになります。薬をやめた場合、絶対効くとはいいませんが、私のように効く場合もあることは体験上はっきりしました。

薬をやめるべきベストのタイミングは個人差があるでしょうから、主治医と相談した上で1つのオプションとして試してみたらよいと思います。
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# by cheesman | 2007-05-30 06:18 | 書籍紹介

ごあいさつ

初めまして。チーズマンです。ブログ登録のときになかなか名前が決まらなくて、つまり希望登録名がすでに使用されているものばっかりで、冗談で打ち込んだものが認められてしまい、こんな名前になってしまいました。チーズが好きなわけではありません。

クローン病は完治する!」なんて人騒がせなタイトルにお怒りの方もおられるかもしれないので、そのあたりの説明を最初にしておきたいと思います。

40歳を過ぎてからクローン病を発症しました。健康には気を遣ってきたつもりなので、医者から病名を告げられた時にはすぐには受け入れられませんでした。難病で、治らないと宣告されれば誰でもショックでしょう。最初にしたことは情報収集でした。誰もがやることと思います。当然のことながら「もしかしたら治るかもしれない、治った人がいるかもしれない」との思いから、インターネットを検索しました。

その時のキーワードは「クローン病」と「完治」です。いくつかヒットしたサイトがありましたし、参考になる情報も得られました。私も二度目の再燃を体験中で、いろいろ試しながら少しずつこの病気に関して分かってきたことがあるので、発症して日が浅く情報が少なくて困っておられる方に何かお役に立てればという思いでこのサイトを立ち上げた次第です。

再燃しているのに「完治する」とは何事だと思われるかもしれません。昨年の今頃、最初の再燃をやりました。このときは文字通り地獄の苦しみを経験しました。現在は二度目なわけですが、昨年とは様子が異なるのです。病気のコントロールに関して手ごたえを感じています。だから「完治する」という希望を捨てていないわけですし、「難病だから完治するわけない」と思ってしまった段階で完治への道は遠のいていくと信じています。ですから私自身がクローン病を完治させてみせるという信念で、学んだこと、取り組んでいることなどをご紹介したいと考えているのです。

ちなみに私はペンタサに代表されるクローン病の薬を飲んでいません。最初は飲まされましたが、途中から自分の意思でやめました。これに関してもおいおいお話ししようと思いますが、「ペンタサを飲まないと治らない」とか「ペンタサは死ぬまで飲み続けないといけない」というのは必ずしも真実ではないと感じています。事実1年以上ペンタサなしで生活してきましたし、ペンタサを飲まなかったから病状が悪化したなんてことはなかったのですから。

このブログは、ですから、薬と縁を切ってクローン病と闘いたい人にとって、ヒントとなる情報を提供したいとの思いで始めたものだということをご理解ください。
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# by Cheesman | 2007-05-29 06:33 | メッセージ