40代で発症したクローン病患者が、完治を目指して、薬なしの闘病で経験したことを綴ります


by Cheesman
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鼻づまりと「あいうべ」

昨日は表主治医の総合病院で血液検査が予定されていましたが、風邪がよくならないので延期してもらいました。青っ鼻が止まらないのです。一番気にしているのがCRPなのに、風邪でも上がってしまうものだから、今検査を受けても何の意味もないと勝手に判断したのです。

クローン病の発症と口呼吸の因果関係を信じていることはずいぶん前に書きました。最初の再燃を克服したときも、まず鼻呼吸の徹底を指導されましたし、これがなければあのひどい再燃が治まることはなかっただろうと思っています。

指導の内容は「あいうべ」体操です。考案者の今井先生は今は福岡駅前でクリニックを開いておられます。ブログが面白いので覗いてみてください。遠いですが、私もいつか一度訪ねて行きたいと思っています。

さて、この「あいうべ」ですが、とても面白くて、舌筋などをきたえて口呼吸を防いでくれるだけでなく、副交感神経を刺激して、自律神経のバランスを整える働きもあるのだそうです。「爪もみ」から入った私ですが、最近はさぼっていて、それでも病気が悪くならない1つの理由は「あいうべ」の継続にあると思っています。

今の風邪の症状は鼻水だけですが、困ったことに夜寝ている間に鼻が詰まって、目がさめると口呼吸になっていることがあります。これを放置しておくと口呼吸の習慣が戻ってしまうのではないかと心配です。そんなときは「あいうべ」を20回ほど寝床でやります。なぜか分かりませんが、それだけで鼻の通りがよくなります。いつもはお風呂の中でリラックスしながら「あいうべ」をやるのですが、基本を1日30回としながらも、それ以上やっていけない決まりはなく、ですから鼻がつまったと思ったら「あいうべ」。そのうち風邪の症状も完全に消えるだろうと思います。
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by cheesman | 2008-01-12 07:21 | 治療

8月の薬

再燃でどうしようもなくなったときの症状は、痔の出血と痛み。肛門周囲膿瘍。結節性紅斑。潰瘍による腹部の痛み。CRPは12.54まで上がっていました。本来なら入院するところですが、在宅治療にこだわりました。

このときに統合医療の病院で出された薬は以下の通りです。

カネボウ桂枝茯苓丸料エキス細粒
ツムラ黄連解毒湯エキス顆粒
ミヤBM
ロキソニン
ザンタック

その10日後に様子を見て桂枝茯苓丸料エキスを中止。代わりに始めたのがこれです。

ツムラ越婢加朮湯エキス顆粒

ミヤBMも同時にやめてビオチン散に代わりました。



ロキソニンは痛み止めです。ザンタックはロキソニンで胃が荒れるのを防ぐための胃薬でしょうか?痛みが限界に達していたので、入院中に拒絶した鎮痛剤も一時的に使用せざるをえませんでした。(これらは初診時には出されなかったのですが、その後病状が急激に悪化して歩けなくなったために3日後に処方していただいたのです。最初は漢方薬のせいで悪くなったのかと思ったほどの急激な悪化でした。)

漢方薬は血流を促進したり潰瘍を癒したりというのを狙っているのだと思います。桂枝茯苓丸料から越婢加朮湯に切り替える際、裏主治医はしばらく悩み考え込んでいるふうでした。思い通りの回復が見られなかったからでしょう。でもほんの一時真剣に考え込んでいる主治医を見ていて頼もしく感じました。「ああ、これだけ真剣になってくださる方になら任せて大丈夫だな」と。

ミヤBMは酪酸菌製剤です。酪酸菌は胃酸に対して芽胞を作って対抗するため、生きたまま腸に届きます。だからビオフェルミンとかラックビーなどよりも効果的だというのです。私はてっきり腸管のエネルギー源となる酪酸を作らせるための処方と思っていましたが、そうではなくて、腸内細菌が作り出すビオチン(ビタミンH)が欠乏するのを防ぐための処方だったようです。下痢で腸内環境が整わないために、途中から直接ビオチンを補う作戦に切り替えたとのこと。(今はビオチンをやめてミヤBMに戻しています。)


8月上旬は痔の出血と痛み、それに結節性紅斑による脚の痛みがひどかったのですが、中旬になって若干和らいできた段階で自主的に鎮痛剤をやめました。それとともにエレンタールの量も減らしていき、8月下旬には1200kcalまで落としました。

8月下旬には歩けるようになり、痔の出血も少しずつおさまってきましたが、代わりに肛門の周りに腫れができて、そちらの痛みがひどくなってきました。肛門周囲膿瘍で排出し切らない膿が神経を圧迫する痛みも耐えがたいものになってきました。下痢は全然改善せず1日に6~8回の排便といった具合でした。

7月下旬から8月下旬までの1ヶ月間はとにかく痛みとの戦いでした。夜もぐっすり眠れないのでよれよれの状態でした。何しろどんな姿勢で寝てもお尻が痛かったのです。

初診時から始めた「あいうべ」については、症状がなかなか軽くならないので、効果がどれだけあったのかは自覚できませんでしたが、口呼吸を改善することはできました。8月下旬までには口にテープを貼らなくても問題なく朝まで鼻呼吸で通すことができるようになっていました。少なくとものどからの雑菌の侵入を防ぐことには成功したわけで、火に油を注ぎ続ける状況を改善したという意識は、出口の見えないトンネルの中で苦しみ続けながらも、耐える力を与えてくれたと思っています。
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by cheesman | 2007-07-15 08:48 | 再燃を克服する

統合医療へ

2006年7月末です。

前回の入院時に爪もみを紹介した冊子のコピーを知人からいただいており、その中に自律神経免疫療法をやってくれる病院のリストも入っていたのですが、自律神経免疫療法の簡略版ともいうべき爪もみだけでよくなってしまったので、そのことは忘れていました。

しかし薬をやめて、爪もみを再開してまじめにやってもどんどん体調が悪くなっていき、もはや自分だけでできることがなくなって追いつめられたときに、その病院リストの中に近所の病院が入っていたことを思い出したのでした。

歩くのもままならない状態でしたが、何とかアパートの階段を時間をかけて降りて、妻の運転する車でその病院に向かいました。近所と言っても車で5分以上かかりますし、当時の私の足では1時間以上かかったことでしょう。

そこで初めて本当の自律神経免疫療法を体験させていただきました。注射針の先で手足の指の爪の付け根を2ヶ所ずつ刺していきます。当然痛いですが、あまり血は出ません。血行が悪いからだそうです。自分で爪をもむよりも格段に痛いので、これなら治るんじゃないかという期待を持つことができました。

この先生が今の裏主治医です。訳あって名前は明かせませんが、名医です。自律神経免疫療法以外にもいろんな治療法を使いますし、漢方にも詳しいようです。必要に応じて西洋医学の薬も処方してくださいます。ですからこの先生の治療法は代替医療というよりは統合医療と呼んだ方がぴったりくるように思えます。

最初の診察で言われたことは、病気の原因から絶つために口呼吸をなおしましょうということでした。西原先生の本で鼻呼吸の大切さは理解していましたし、自分では口呼吸の癖はないと思っていたので驚きでした。テニスをハードにやっていましたから、そういう時には口で呼吸しますが、その癖が寝ているときに出るのですね。自覚していませんでしたが、私に口呼吸の癖があることを見抜かれました。

もちろん反対する理屈はありません。てっきり西原先生が開発されたノーズリフトだとかマウスピースだとか、そんなものを薦められるのかなと一瞬期待しましたが、先生のお薦めはもっとシンプルでした。マキノ出版の「安心」2006年8月号が出たばかりでしたので、それを手渡され、「あいうべ」のページを見せられました。山口市にある山口病院の今井先生の記事です。ここに書いてあるように「あいうべ」の運動を1日に30回やってみて下さいとのことでした。

西原先生の理論は正しいのだが、ガムをかんだりという運動だけでは口呼吸が治らない人がいる。その理由は舌筋や口輪筋が弱っているせいだ。これらの筋肉をきたえれば自然と鼻呼吸ができるようになる。それにこの運動をやるのに費用はかからないのだから、マウスピースを買う前にだまされたと思って「あいうべ」をしばらく続けてみましょう、ということでした。

夜中に口呼吸になるのを防ぐために紙製の粘着テープを病院の売店で購入し、薬を何種類か処方してもらい、帰宅しました。もちろんそれらの薬の中にはペンタサのような消炎鎮痛剤は含まれていません。

激しい痛みとの戦いが急に楽になったわけではありません。しかし非常に明るく前向きな医師と出会えたことで希望の光が見えたような気がしました。それにどうしようもないと思っていたのに、自分が口呼吸をしていたということを教えられたことで、「これを直せば完治するんじゃないか」という期待感が得られたのは救いでした。
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by cheesman | 2007-07-13 06:49 | 再燃を克服する