40代で発症したクローン病患者が、完治を目指して、薬なしの闘病で経験したことを綴ります


by Cheesman
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やっぱり暑いので

久しぶりに兄と電話で話しました。

「お前のブログみたけど、完治するって言いながらそんな調子じゃだめなんじゃないか?」

ごもっとも。始めたときには完治目前ぐらいに思っていましたから。でも考えようによっては、こうやって二度目の再燃と戦って克服し、最終的に完治まで持って行った方が、端から見れば面白いんじゃないでしょうか。ドラマみたいで。完全に治ってからブログを開設すると、こうは行きませんからね。

ま、半分強がりみたいな言い訳ですが、昨年の最初の再燃ほど苦しんでいないのも事実。しかも特別な薬に頼っているわけでもない。

じゃあ治りそうで治らないのはなぜか?これは裏主治医の先生からは注意されないんですが、やっぱり暑いことと関わりがあるように思います。昨年は絶対にやらなかったことなのに、時々冷たいものを飲んだり食べたりしてしまうのです。気のゆるみがあると言えばその通りですが、誰からも注意されないのでついつい負けてしまうのです。

西原先生は口呼吸と冷たい物中毒が難病の原因だと断言しておられます。裏主治医からは口呼吸を直すように指導されて、これは今うまく行っていると思います。治るはずの病気が治らないとしたら、あとはもう1つの原因、冷たい物中毒が問題だと考えるしかないと思います。実はさきほどもオロナミンCを飲んでしまいましたが、もっと臆病にならないといけないのかもしれない。温かいものしか口に入れないように徹底してみようか。フルーツやサラダも食べた方がいいのではないかと思ったり、今は我慢してとにかくお腹を冷やさないように気をつけた方がいいのではないかと思ったり、結構揺れ動いているのですが、5月以来治りそうで治らないままぐずぐずしている原因を探っていくと、もうそれぐらいしか原因がないように思えます。
(実を言うと、もう1つ心当たりがないではないのですが、そのことは今は考えたくないので、お話ししません。)

今の問題は先週突然始まった下痢ですから、とりあえずはこれを押さえ込むのが課題。薬に頼らないでこの程度なら、普通の生活をする上では問題ないけれど、大腸型のクローン病は手術に至る確率が高くて怖いよ~と表主治医からは呪いをかけられているので、これを払拭するためにも、きれいさっぱり治してしまわないと!
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by cheesman | 2007-08-01 17:30 | 現在の状況

入院そして合併症の発症

CRPが9まで上がった入院前の最後の診察のときに、ついでに外科でお尻も診てもらいました。痔ではないかという痛みがあったからです。

外科医はやさしそうな先生でしたが、私の肛門に強引に指を突っ込んでグリグリ刺激したあげく、「これは痔というほどのものではありませんね。本当の痔なら痛くて触らせてさえくれませんよ。」とおっしゃいました。現実には無茶苦茶痛くてうめき声をあげていたのですが。

それ以来、お尻が痛くてまともに歩けなくなりました。肛門に変なできものができて、日ごとに大きくなり、そこが痛むのです。膿がたまって神経を刺激するのか、座ることさえできなくなりました。検査の物理的刺激がきっかけになって急速に悪化したとしか考えられません。

小腸バリウムと大腸ファイバー、それに痔の検査、さらにはペンタサとエレンタールでぼろぼろになった状態での入院となりました。2006年の2月中旬のことです。今でこそエレンタールは平気になりましたが、当時はエレンタールを少し口にしただけで下痢になるありさまだったのです。もちろん検査でのんだ下剤がきっかけだったのは言うまでもありません。(被害妄想に聞こえるかもしれませんが、検査さえしなければ、私はクローン病の疑いをかけられただけで、さっさと治ってしまったのではないかとさえ思います。今でこそ自分がクローン病だというのは自覚していますが、当時はそこまで冷静でなかったため、この心理状態が私のその後に大きく影響しました。そしてそれはかえって良かったと思っています。)

当初は2週間も絶食してエレンタールを飲めば緩解導入できるだろうという話でした。しかしその間にお尻の痛みはどんどんひどくなるし、脚が妙に腫れて立てなくなるしで、退院はいつのことやら、そんな雰囲気でした。(後にこの腫れが結節性紅斑というクローン病によくある合併症だというのを知りました。)車椅子を使わないではトイレにも行けなくなった時点で、事態を重く見た主治医がステロイドの使用を提案しました。

2週間も入院していると何もすることがないものだから、病床で本を読みまくっていた私は「やっぱりきたか」という思いでした。安保徹先生や西原克成先生の本で一般的な西洋医学による難病治療のたどる道を学んでいたからです。すなわち非ステロイド系消炎鎮痛剤(いわゆるエヌセイズ)に始まりステロイドを経て最後は手術に至るというルートです。そして一旦手術するとそこからまた症状が悪化してさらに治りにくくなるという底なしの穴へ!

こうなってくるといよいよ安保先生たちが提唱される自律神経免疫療法というのに賭けてみる価値が高いように思えてきます。というよりも手術だけはまっぴらごめんと思っていた私には、それしか残された手段がないように思われました。
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by cheesman | 2007-07-01 15:42 | 入院治療から再燃まで

白血球と常在菌

「病気を治す”薬”のやめ方」
これは「安心」(マキノ出版)の2007年7月号の付録です。つまり出たばかりの冊子です。

先日ご紹介した難病に関する西原先生の説は、日本の多くの医師に受け入れられているとは思えません。どちらかというと素人受けしているような気がします。でもそれは先生の説が間違っているということではなく、専門家たちがこれまで受けてきた医学教育のパラダイムから容易に抜け出すことができないからだと私は見ています。

面白いのは、注意深く読むと、西原克成先生の「究極の免疫力」でさりげなく書かれていることが、安保徹先生の自律神経免疫療法関連の一連の書物の中で大きく取り上げられているところです。一流の医師たちは、アプローチさえ異なれ、病に関して根本のところで共通の理解をしておられるのだなということを感じます。

さて、この冊子の11ページに安保先生がこんなことを書いておられます。
「交感神経が緊張すると、過剰にふえた顆粒球が体に無害な常在菌に反応し、正常な細胞を攻撃します。」
これもさらりとした文ですが、常在菌に反応して正常な細胞が攻撃されるということは、正常な細胞に巣くう常在菌がいることを示しています。このことは腸を冷やすことで、腸内細菌が体内に取り込まれ、それが体のあちこちで寄生して難病の原因となるのだという、西原先生の理論と合致しています。クローン病もその手の病気だということで、腸の細胞に寄生した腸内細菌(またはのどから侵入した好気性常在菌も?)に反応した顆粒球(という白血球)が、腸の組織を攻撃して破壊するために、次々と潰瘍が起こるというわけです。

(私のような医学に関する素人は知らなくて当然ですが、医学生たちは常在菌が体細胞に寄生するのが日常茶飯事だということを常識として知っているのでしょうか?もしそうならなおさら西原先生の著書を真剣に読んで欲しいものです。)

このように病気を理解すれば、治療の柱が2本見えてきます。(ほんとはまだありますが、ここでは単純化します。)
それは、常在菌の侵入を食い止めることと顆粒球の攻撃を和らげること、この2つです。
前者はお腹を冷やす「冷たいもの好き」の習慣を改め、鼻呼吸を徹底することで、後者は自律神経免疫療法等によって顆粒球の数を減らしてしまうことで達成されます。

この治療法についてはまた改めて書きますが、実際に私の治療についてもこれらが大きな柱になっています。ペンタサをやめて1年3ヶ月。死ぬまで飲み続けろと言われたこの薬と縁を切っても病気が重篤化しないという事実が、この理論を支持しているように思われます。
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by cheesman | 2007-06-07 06:26 | 書籍紹介

口呼吸

昨日の続きです。

「究極の免疫力」で繰り返し説かれているのが「口呼吸」の弊害です。

口で呼吸するとのどの扁桃リンパ輪(扁桃腺のこと?)が雑菌にやられて、そこから侵入した雑菌が白血球に取り込まれ、白血球は体のあちこちに雑菌を運び、体細胞が雑菌に寄生される。そうして難病と呼ばれるいろいろな病気が発症する。どうもそういうことみたいです。

冷たいもので腸を冷やすと、そこから腸内細菌による細胞感染が起こる。口呼吸でのどが乾燥すると、そこから常在菌による細胞感染が起こる。よく似た現象が体の2ヶ所で起こり、それが難病の原因だというわけです。

冷たいもの中毒についてはすぐに理解できたのですが、口呼吸についてはそれほど習慣になっていると思わなかったので、「ふーん、そんな人もいるんだ」みたいな理解で、自分のこととして捉えることができませんでした。

しかしスポーツが好きでしたし、発病前も最初の再燃前も結構激しい運動をやっていましたから、プレーの最中に口呼吸になっていたのは間違いありません。それで病気になるならスポーツマンはみんな病気になるはずですが、体質的に弱い人が被害者となるのでしょう。おそらく問題なのはスポーツで身についた口呼吸の習慣が夜寝ているときに本人の知らないうちに出てくることなのでしょう。疲れたときなどはとくにイビキをかいていたと妻は言います。

昨年の最初の再燃(今が2回目)の時に、どうしようもなくなって統合医療のお世話になりました。この時の医師(総合病院の主治医を表主治医、このお医者さまを裏主治医と呼ぶことにします)から最初に言われたことが「口呼吸をやめましょう」ということでした。

鼻呼吸が徹底している人は舌が上あごにぺったりと着くのだそうです。私の舌は宙に浮いた感じで上あごとの間に隙間ができていて、舌先は下あごの歯の内側に接していました。舌筋がなまっているとそういうポジションになり、知らない間に口呼吸になっているのだそうです。

裏主治医からは冷たいものに関する注意はありませんでしたが、すでに冷たいものとは縁を切っており、鼻呼吸の指導を受けることで、西原先生の言われる2つの原因に対処できたことになります。これが最初の再燃の克服の第一歩でした。

鼻呼吸がしっかりできるようになって気づいたことは、風邪をひかなくなったことです。よくのどをやられていましたが、この前の冬はついに一度も風邪をひきませんでした。風邪が再燃のきっかけになるとか、寒い季節は再燃が起きやすいとか、表主治医から言われていましたので、結構心配していたのに、ついに風邪をひくことなく乗り切ることができたのでした。

現在2回目の再燃の最中ではあるのですが、前回と様子が違うというのは、この鼻呼吸の徹底によるところが大きいのではないかと解釈しています。とめどないばい菌の侵入を食い止めるだけでも病気はよくなるはずで、実際にその効果が現れていると思うのです。もちろん難病と言われるほどの病気ですからそれだけで治るほど単純なものではないでしょう。食事やストレスの問題もありますし。食事についてはまた別の機会に回しますが、とにかく「冷たいもの中毒」「口呼吸」を克服することで、病気のコントロールが容易になったという手ごたえです。5月のCRPは4を超えましたが、現在は腹痛がおさまってきているので、6月の検査ではもっと低い数値になるだろうと期待しています。
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by cheesman | 2007-06-03 08:26 | 書籍紹介

冷たいもの中毒

「究極の免疫力」 西原克成 著  講談社インターナショナル

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こんな素晴らしい本を妻がどうやって見つけてきたのかよく分からないのですが、直感だとしたら大したものです。一見理屈っぽくとっつきにくい本ですが、我慢して読んでいくと、まさにクローン病治療のヒントが隠されています。

127ページには「クローン病の原因は、口呼吸と冷たいもの中毒です」とはっきり書いてあります。あっさりしたものですが、これを信じ受け入れるためには、そこまでをじっくりと読み進まねばなりません。それはそうですよね。原因不明の難病とされる病気の原因をはっきりと「これだ」と言い切っている医者がいるなんて、すぐに受け入れられるものではありません。しかし日本の医療、対症療法が中心で、病気を本質的に治すことを追求しない日本の医療がどこで間違えたのか、歴史の勉強から始めると、そのページにたどり着くころには割りと素直に受け入れる準備ができているのです。

今日は冷たいもの中毒について書きます。私はお通じをよくするために、朝起きるとコップ2杯ぐらいの水を飲む習慣がありました。すきっ腹に水を流し込むと、しばらくすると便意をもよおすので、その習慣を始めた20代後半からは便秘知らずです。しかし考えてみれば水でお腹を冷やすわけですから、緩い下剤を飲んでいるようなものです。

スポーツが好きで、プレーの合間には冷たいスポーツドリンクを飲みましたし、終わってからは炭酸飲料を飲むこともありました。砂糖入りの炭酸飲料はお腹が痛くなる体質なので、アスパルテームを甘味料に使った「ダイエット○○」といったタイプの飲み物です。夏の暑い時には水の代わりにそのダイエット炭酸飲料を飲むことも多く、こうして特に初夏から秋口にかけては冷たいものをよく飲みました。

西原先生のこの本を読むと、冷たいものを飲んでお腹を冷やすことで、腸のパイエル板という免疫組織から腸内細菌が入り込み、それを取り込んだ白血球が全身をかけめぐり、あちこちでその細菌をばらまくのだと書いてあります。そうして体質的に弱い部分がやられて発症するのが様々な難病だというのです。

私の場合は見事に当てはまっていると感じたので、素直に受け入れることができました。それ以来(医師からは何の指図もありませんが)、冷たいものを飲まないようになりました。便通に関しては、クローン病の典型的な症状が下痢ですから、悪い時には便秘の心配などする必要がありません。しかし調子がよく下痢がないときはどうか?怪我の功名というか、熱いお茶が効くことを発見しました。今では冷水の代わりに、朝起きると熱いハトムギ茶をコーヒーカップに1~2杯飲むのですが、これできちんと便意をもよおします。クローン病でない人はこんなブログ読まないでしょうけれど、健康な人で毎朝冷水を飲んでいる人がいたら、お湯にかえるようお薦めしたいものです。ハトムギ茶にしているのは炎症を抑える効果を期待しているだけなので、健康な人なら熱めの白湯でいいはずです。

爪もみで副交感神経を刺激し、冷たいものをやめてばい菌の侵入を防ぐ。これだけで治るなら簡単なものですね。でもそうは行きませんでした。ここまでは退院するまでの話。これだけでは最初の再燃を防ぐことはできませんでした。口呼吸の問題については次回書きます。
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by cheesman | 2007-06-02 06:00 | 書籍紹介